「もくじき」 の由来
珍しい響きの名前ですが、江戸時代後期に実在したお坊さん「木喰」から拝借しています。
恐れ多いので、ひらがなに変えて名乗らせて頂いております。
木喰は、特定の寺院や宗派に属さず、全国を遍歴して修業した遊行僧です。
木喰は円空と同じく、日本全国を旅し訪れた先に一木造の仏像を刻んで奉納し、数多くの「微笑みの仏さま」を全国各地に遺しています。
何代にも亘って、小さな子供たちは木喰の「微笑みの仏さま」をオモチャにして遊びながら育ったそうです。代々、人々は子供たちにそれを許してきたそうです。何百年もの間に何万人もの子供たちが小さな手で触りまくったので「微笑みの仏さま」はツルツルになって目鼻が判別できないようになったモノもあります。
その《ツルツルになって目鼻が判別できないようになった》木喰仏は、今でも大事にされています。
これだけ、多くの人々に愛され親しまれた仏さまも珍しいと思います。
SNS「ひょこむ」でも「もくじきの独り言」というタイトルでブログを書いています。
よろしければ、そちらも一度覗いてみて下さい。
ミニ・シアター 2 【 背骨物語 】