レンズに汚れのようなモノが付いて拭いても取れません。 何か汚れたレンズをキレイにする方法はありませんでしょうか?
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「その汚れのようなモノ」は次の事が考えられます。
「本当の汚れ」と「レンズ表面のコーティングという薄い膜のハゲ」が考えられます。
①「本当の汚れ」の場合
キレイになります。
ペンキ等の塗料や粘りっこいモノがこびり付いた場合には、アルコール等で丁寧に拭けば取れますので、一度当店にお持ち下さい。15~30分程度でキレイに取れます。
ご自身でレンズ表面を強く拭くとキズを付けてしまう事がありますので、まずはそのメガネをお持ち下さい。
他方、溶接等の際に火花が散ってそれがレンズに付いた場合は、プラスチックレンズであれば取る事ができます。しかし、汚れを取った後にはレンズに凹みができますが、その凹みを直すことはできません。また、ガラスレンズの場合は、溶接の火花が散った汚れは取れません。
②レンズ表面のコーティングという薄い膜が剥げている場合
キレイになりません。
一見汚れのように見える場合でも、レンズ表面の反射防止膜が剥げ落ちてレンズの素材自体が剥き出しになってそれが光って汚れのように見えることがあります。
原因は、ガラスレンズでは小さなキズがレンズを拭いているうちに拡がったと考えられます。
プラスチックレンズでは、約60度以上の熱がかかり、コーティングという薄い膜が割れたり、またその割れ目が拡がって広い範囲のレンズの素材自体が剥き出しになっていることが考えられます。
一旦、剥がれたコーティングを修復することはできません。
特に、プラスチックレンズは熱に弱いので、熱が掛らないように気をつけて下さい。
メガネに熱が掛りやすいのは、次のようなケースですので、気をつけて下さい。
(1)人が降りた自動車の中にメガネを置いておく。
(2)お湯でメガネを洗う。